韓国全南大システム保安研究センターのLinux向け次世代セキュアOSが韓・中・日標準モデルとして採択見込み

韓国


また韓国のセキュアOSネタ。すごい活発ですね。


8月19日の「韓国の全南大システム保安研究センター, Linux向け次世代セキュアOSを開発」のニュースのつづきがあった


全南大リナックス向けセキュアOS, 韓・中・日標準モデルとして採択見込み
전남대 리눅스 보안OS, 한·중·일 표준모델 채택 전망
http://www.etnews.co.kr/news/detail.html?id=200609120145

全南大システム保安研究センターが開発に成功したリナックスベースの保安運用体系(セキュアOS)が来る 11月に韓・中・日標準モデルに採択される見込みだ.


次回は11月に日本で開催なんですね。

研究センターは最近、済州島で開かれた韓・中・日 3国のパブリックドメインソフトウェアフォーラム(OSS-WG1) 済州島会議でリナックスバージョンの次世代セキュアOSである ‘Secuve TOS for SEEN’ モデルを発表して 3国共同プロジェクト採択を提案した。来る11月の日本OSSフォーラムで最終決める事にしたと12日明らかにした.


Booyoとは韓国のLinuxディストリビューションの標準規格だそう

研究センターのセキュアOSを加えた韓・中・日共同プロジェクトに進行されたらアジア 3国のリナックス向けセキュアOSの標準モデルに採択されて, Booyoに搭載されて配布される予定だ.


Booyoについて調べてみると以下に簡単な説明あった。


韓国、2006年までにLinuxサーバ1万台を教育機関に導入へ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0506/27/news050.html

ソウルの132校にLinuxが導入されている。BooyoというLinuxの韓国版ディストリビューションによってUNIXサーバを置き換えるというもので、ITコスト削減を目指す韓国教育人事開発省が推進している。

Booyoは政府系研究機関である電子通信研究院(ETRI: Electronics and Telecommunications Research Institute)とHaansoftをはじめとする韓国のソフトウェア企業7社の共同開発によって生まれたという。


もう少し詳細なニュース


ETRI、韓国で初のLinux団体標準を採択
http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=&mark=1183

ETRI(韓国電子通信研究院)は韓国型標準Linuxプラットフォームである「Booyo」の開発を足場にLinuxの「デスクトップ規格及びサーバー」を団体標準として採択したと2月13日に発表した。


韓国産のディストリビューションは、このBooyoの規格に沿って作られるってことかな。

今回の標準採択はETRIが「公開ソフトウェア核心技術開発」プロジェクトの一環として昨年TTA(韓国情報通信技術협회)に提案した内容をもとに実現した。

これまでLinux配布版はソースを一つの会社が独占していなかったため使用コミュニティによってOS及びパッケージなどのインターフェースが異なるという短所があった。そのためLinuxユーザーらはこのアプリケーション開発と使用に多くの問題点を感じていた。

だが今回の標準採択により今後は標準規格ができてユーザーがLinuxをさらに便利に利用することができるようになった。


韓国のHizardを搭載するIGETLinux（アイゲットリナックス）を開発している韓国リナックスセンター社のサイトを見ると確かにBooyoの絵があった。
http://www.igetlinux.com/solution/secureos.php


SEENについて

研究センターが開発してリナックスに具現化した SEEN(Security Entity) モデルのセキュアOSは伝統的なアクセスコントロールポリシーである任意アクセス制御(DAC), 強制アクセス制御(MAC), 役割ベースのアクセス制御(RBAC) などを多様に変換してシステムに適用することで OS 自らのセキュリティ機能を大きく高めた.
また統合的なアクセス制御が可能で、異なるセキュリティポリシーに変換して使いやすいだけでなくリナックスを含めてウィンドウズ・ソラリスなどの OSにも搭載が可能だ.


SEENについてはもう少し調べないとだな

SEENは特に去る 2000年アメリカ国家安全保障国(NSA) などが開発した ‘エスイーリナックス(SELinux)’に比べて一般人が使いやすくて他の機種システムでも適用が可能で外国の技術従属から脱して国産セキュアOS 時代を開くことができる製品で評価を受けている.
ノ−ボングナムセンター場は “センターで開発したリナックスベースのセキュアOSを加えた韓・中・日 3国の唯一の製品だからアジアのリナックス標準モデルに採択される可能性が非常に高い”と “深刻な外国製依存度から脱して国産 OS 時代を開くことができることで期待している”と言った