セキュアOS市場、上半期の好調な状態を継続することができるだろうか?

セキュアOS市場が好調のニュース。堅調な伸びを見せているそう。
政府の早期発注予算編成、金融機関のIT投資が再開、大企業での反応が良いという背景があるようです。

セキュアOS市場、上半期の好調な状態を継続することができるだろうか?
시큐어OS 시장, 상반기 호조 이어갈 수 있을까?
http://www.boannews.com/media/view.asp?page=2&gpage=1&idx=16615&search=&find=&kind=0

今年上半期のセキュアOS市場は昨年に比べて,良い成果を上げた。本来ならばセキュリティ関連の予算は下半期に集中しているけれど、今年は政府の早期発注予算編成に伴って、より良い成果を上げることができた。だが、業界ではこれによって下半期売り上げに影響を及ぼすかという憂慮もあるが、大企業らと金融市場のIT投資回復に対する期待感もある。

まず、セキュアOSの説明

セキュアOSはファイアーウォールやIPSのようなネットワークセキュリティソリューションでは防ぐことのできない外部からのクラッキングをサーバーOSのカーネルレベルで検知して遮断することができる。また、内部のユーザ管理機能を通じて,内部統制のセキュリティを維持することができるようにする機能をも提供する。したがって重要な情報が格納されているサーバーには必要なセキュリティソリューションだと見ることができる。

セキュアOS市場の成長率は5.9%と堅実に

セキュアOS市場は今年にも粘り強い成長率が予想される中で昨年271億ウォンだった市場が今年には289億ウォンとなり5.9%成長すると予想されている。特に早期発注によって公共機関の需要が上半期に集まって,大部分のセキュアOSベンダー企業等が昨年比30〜40%の売り上げ成果を上げたことが分かっている。

上半期に発注が集中したが、下半期はどうなるか

しかし、上半期に発注が集中しただけであり、下半期の需要が期待できないかもという憂慮も現わしている。関連業界のある関係者は“公共機関早期発注による恩恵が上半期に集まって,良い成果が現れたと見られているけれど、下半期の需要に対する不安感もある。”と話した。

下半期は金融機関にIT投資再開の期待がある

だが、下半期には金融市場不安によって、IT投資を引き延ばした金融機関において景気回復の期待によって、IT投資が再開になることに期待をかけている。合わせて大企業のセキュリティ強化意識によりグループ会社も含めた大型プロジェクトの進行も上半期の好調な状態を下半期に繋ぐことができると期待されている。

民間の大企業にもセキュリティ対策としてセキュアOSの導入検討がある

業界のある関係者は“昨年9月以降は金融機関向けのプロジェクトは大部分が保留になったり、取り消しになったが、今年からまた金融機関で導入検討が進行されたり、保留されたプロジェクトが再開になる雰囲気が現れていて、これにかける期待が大きい”としながら　“その上、産業機密情報流出や個人情報流出といった致命的なセキュリティの脅威に備えるために多くの大企業でセキュアOSの導入が検討されている”として期待感を現わした。