韓国のセキュアOS市場についてまとめ 2006年6月現在


韓国のセキュアOS市場についてのまとめサイト


セキュアOS市場動向
出処 : ソフトウェア振興院 2006.06.
Secure OS 시장 동향
출처 : 소프트웨어진흥원 2006.06.
http://www.secureosforum.org/download/data_read.htm?id=248


韓国でのセキュアOSのメリット解説
世界共通ですね

セキュアOSはコンピューター運営体系のセキュリティ上の欠陷によって発生する各種ハッキングからシステムを保護するために既存のOSのカーネルに付加的にセキュリティ機能が追加された運営体制だ.


セキュアOSはサーバーの保護, システムへのアクセス制限, システム管理者による権限濫用制限, 使用者の権限、プライバシー情報へのアクセス制限, プログラムバグを悪用した攻撃から保護などの機能がある.


セキュアOSが関心の対象になっている理由は既存のセキュリティ製品であるFirewallやIDSなどが阻むことができないとか、探知することができない外部ハッキングをサーバーOSのカーネルレベルで効果的に探知して遮断することができるという点とサーバーを使う内部使用者に対するセキュリティを強く維持することができるという強点を持っているからだ。


現在国内にはユニックス(ソラリス, HP-UX, AIX, Tru64 位), リナックス, ウィンドウズなど主要OSに対する保安運営体制が開発されて KISAと国家情報院で実施する国際共通評価基準である CC(Common Criteria) 体系認証を獲得して供給されている.


これは6月の日記と重なる内容もあり
グラフつき

2006年国内セキュアOSライセンス市場は213億ウォン


2005年の国内セキュアOS市場は200億ウォン規模で成長した. 教育人的資源部の NEIS, 行政自治部の市郡区行政情報化プロジェクトなど公共部門での需要が市場成長を牽引した結果に分析される.


2006年には2005年対比5.2%増加した213億ウォンの市場を形成することと予想される. 業界では公共部門でたゆまぬ需要が発生しているし民間部門では次世代システム構築が活発な金融圏を中心にセキュアOSの需要が増加していて大きい期待をかけている.


またセキュアOS市場は特性上、新規ライセンス売上げだけではなく既存サーバーたちのリプレイスによるアップグレード売上げが定期的に発生する安定的な市場という点でも市場成長の可能性は高く占われている.


現在までセキュアOS市場は公共部門を中心に市場を形成して来たからこれから民間部分で市場が拡がる場合市場成長の加速度がかかることと予想される.


韓国はCAの独占から韓国産セキュアOSの流れへ

公共及び民間を区分して市場状況をよく見れば公共市場は国内ベンダーたちの間の熾烈な競争が開かれているのに比べて民間部門の場合外国系ベンダーであるCAのe-Trust製品が現在までは市場を主導している.


しかし国内ベンダーたちが価格競争力と迅速なテクニカルサポートサービス, コストマイジング, 公共部門でのレファレンスなどを武器で民間部門市場攻略に先に立っていて今後には国内ベンダーたちが市場を主導することと予想される.


韓国の主要セキュアOSベンダー

現在国内セキュアOS 市場の主要ベンダーでは
レッドゲート(Red Castle)
シキューブ(Secuve TOS)
セキューブレーン(Hizard)
ティエスオンネット(REDOWL)
ティーマックスソフト(SysKeeper)
CA(e-Trust)
などがある.

各製品たちは CC認証を獲得した関係で概して類似の特徴たちを見せてくれているし, 運営環境においても詳細バージョン別で何分の差はあるがユニックス(Solaris, AIX, HP-UX, Tru64), リナックス, ウィンドウズなど主要OSを皆支援している.


韓国産セキュアOSが増えたことによる問題点 → 価格破壊を懸念

このように製品の性格と特徴, そして運営環境などが似たり寄ったり(詳細な機能面では差があるが) だから市場と顧客においては製品の差別化よりは価格的な側面が導入の重要な要素になっている. したがって各ベンダーたちは優先的にプロジェクト受注に会社の力量を集中しているし, 営業の焦点もここに合わせている状況だ.


一方では海外進出にも積極的に出ている. 海外進出の場合市場拡大はもちろん国内市場での競争を避けることだけではなく、より広い市場でより良い条件で価格を認められながら製品を供給することで会社の収益性の改善する效果が非常に大きいからだ.


海外進出状況

シキューブは中国に現地法人を設立したし, 商務部プロジェクトを受注しながら中国市場に足場を用意した状態だ. また NECソフトを通じて日本市場にも製品を供給するなど会社全体売上げの約 15%を海外で取り入れている.


セキューブレーンは 2004年から日本市場に製品を供給している. 現在まで日本で電子政府プロジェクトを含んで 40余個の顧客社を確保した状態であり, 最近には中国紅旗リナックスと協力を通じて中国市場にも進出している.


ティエスオンネットは Argus, Infocom などのパートナーを通じて日本市場に進出しているし, 2005年には総60万ドルの輸出実績をあげた. 最近には日本富士通から 10億ウォンの投資を誘致するなど日本市場での影響力を高めている.


レッドゲートもアシアナックスとの協力を通じて製品開発ロードマップを共有しているし, 今年から輸出協力成果が可視化されることで期待している.


韓国セキュアOSベンダーが共存するためには

国内ベンダーたちは今後のセキュアOS市場が安定的に成長するためにはベンダーたちの間度が外れた価格競争を抑止しなければならないというのに一声を出している.
ベンダー間競争が激しくなるほどこれからの成長可能性の余地が縮まる否定的な影響を及ぼすこともできるというのに認識を共にするからだ.


このような認識の背景には今後のセキュアOS市場が民間企業市場で拡大が加速化される場合顧客にセキュアOS製品は現在形成された価格が当然視されて, 製品の性格も単純にサーバーワクチンというイメージを固着化させることができるという考慮が敷かれている.


したがって各国内ベンダーたちはセキュアOS産業を発展させて, 活性化になっているセキュアOS市場のパイを共有しながらもお互いに前向きの競争の姿を見せてくれることができる共存の妙策を捜すのに力を注がなければならないでしょう.


日本も似たような問題にぶつかっているので共存についてを考えなくちゃですね。
国産は少ないけど。